生前戒名のすすめ

生前戒名のすすめ

平等山 福祉寺奥之院住職 松原 日治著

葬式仏教からの脱却を促し、心の癒しと人生の再出発を願う
戒名の自誓を説く!

「戒名の値段が高い」という声を拝聴した日には、僧籍に身を置くものとしてこれほど赤面に値する話はありません。戒名の値段が高いと言うことは、読経料もそれに匹敵するわけですから、庶民はおちおち死ぬことも出来ないではありませんか。

私は、群馬県にある境町というところで、寺の住職をしております。名前は福祉寺といい、単立無宗派(長野県にある善光寺も同じです)の寺です。

福祉寺では、葬式や戒名、納骨をすべて無料でご奉仕させていただいています。いわゆる檀家制度というものはとっておらず、強いて言えば会員制のお寺です。
(まえがきより)

第1章 戒名・怪名・快名
長い戒名ほど徳があるのか。
戒名がほしければお坊さんを選べ。

第2章 生前戒名
一度死んだつもりで戒名を。

第4章 戒名の付け方と法則
自分で作る場合のヒント

第5章 戒名をめぐる諸問題
戒名とお金をめぐる問題

第6章 死者と戒名の関係
お通夜は出家の儀式である。

第8章 サヨナラ檀家制度 堕落した僧に引導を

尊明  生前戒名いかがですか?

戒名?死んだ人の名前でしょう。とお考えの方は多くおられます。
しかし、本来は、生きているときに授戒をし、師匠から授かるのが戒名です。
この世で縁がなく、授戒できなかった人のために、通夜で授戒させ、急ぎ戒名を授けるのです。

昭和51年8月6日 私は、故先代住職のもとで出家得度しました。幼名を州道 僧名(戒名)を尊明

(写真は、兄)

 
  
寺に生まれ、寺に育ち、子供の時に強制的に授戒させられました。私は三男坊でしたので将来の夢は、「坊主にはなりたくない」
というものでした。それが、比叡山高校 大正大学と仏教を学び、仏教に魅せられて、坊主になってしまいました。(笑)

授戒とは、当たり前のことを仏様の前で誓うということです。

不殺生!不偸盗!不妄語!不邪淫!不飲酒!

殺すな!盗むな!嘘つくな!みだらな関係!は、わかるけど、「酒飲むな!」は、守れないという方があります。

そうですね。これは自誓であり、規則ではありません。
不殺生は、人の命だけではありません。動物や虫、いや植物の命も奪ってはならないのです。
しかし、奪わなければ私たちは生きていけません。

ひろさちや先生の好きな言葉があります。
「一歩前進、二歩後退」

仏道を歩もうと、いやいや人生を歩もうと一歩前進していく。
結果、二歩後退したっていい。結果ではなく、最初のまず一歩が大切である。

戒律を守ることが大切なのではなく、守ろうとする心が大切なんですね。

授戒会は、毎月開催しております。
東京 本寿院 毎月第4土曜日 神奈川 円宗院 毎月第1日曜日 群馬 広徳寺 毎月第1土曜日

授戒をし、生前に戒名を授かりましょう。

だいいち「死んでからでは、自分の戒名がわからない」じゃないですか!